食材別の食物アレルギーについて

大豆の食物アレルギー

食物アレルギーのアルゲンとして大豆がありますが、醤油や豆腐、味噌などにも含まれているため毎日の食生活でも注意が必要になります。大豆以外の豆類にもアルゲンが含まれていて、そら豆やピーナッツ、エンドウ豆などの豆類でも食物アレルギーの症状が出る場合もあります。

 

大豆アレルギーは卵と牛乳と合わせて三大アルゲンと呼ばれ、幼児期に目立つアレルギーですが、成長と共に軽減していく場合が多くあります。

 

大豆は加工食品にも多数使われているため、全てを日常の食事から除去するというのはとても大変になります。大豆は熱を加えても食物アレルギーを引き起こす症状が弱くなることはありませんが、加工品にすることでその力は弱まります。納豆や豆腐、味噌などの加工品は比較的アレルギー反応が弱く、ピーナッツや大豆油などそのままを使用している食材は強いとされています。

 

インスタント食品や揚げ菓子などの油に大豆油を使用している場合もありますので、表示をよく確認してから食べるように気をつけましょう。

 

日本人は味噌汁に豆腐、醤油の味付けに馴染みが深いため、これらの食材を使わないということは難しく感じるでしょう。どうしても醤油や味噌で味付けをしたくなりますが、食物アレルギーの場合以外でも、幼児期は食材そのものの味を与え、味覚を育てるためにも薄味がお勧めです。